【講演登壇のご報告】2024/10/29 宮崎大学にて講義を行いました

2024年10月29日、弊社社員の星﨑大典が宮崎大学にて講義を行いました。
「障がい者支援入門」という講義の中の「肢体不自由者の支援の実践」というテーマで、約50名の学生に受講いただきました。

前半は自己紹介を行い、これまでの経歴や現在の仕事についてお話しました。
後半は、受講学生の皆さんに車椅子体験(車椅子に乗る・押す)をしていただきました。

星﨑自己紹介「宮崎大学 障がい者支援入門」

講義の様子【車椅子体験や質疑応答】

生憎の天気のため、講義室周辺の大学構内での実施となりましたが、意欲的にご体験されている様子でした。
体験では
「思ったより目線が低く感じる」
「進んでいる場所によって、乗り心地が大きく変わる」
「スロープや段差で押すのが大変」
「乗っている方への適度な声掛けって大事だな」など、色々な声が聞かれました。

車椅子体験 「宮崎大学障がい者支援入門」

最後に質疑応答があり、講義は終了となりました。
「雨の日の移動はどうされていますか?」
「大学生活の中で『これは助かった!』という配慮は何ですか?」など、たくさんの質問を頂きました。

特に、「車椅子にトラブルが起きた際(タイヤのパンクや、走行中にどこかの部品が取れた等)は、どのように対応されるのですか?」という質問を頂いた際、ハッと気付かされたことがあります。

それは、いざという時に自分で説明できるようにしておくことの重要性です。
車椅子ユーザー自身が車椅子についてしっかり理解し、周囲にどのようにサポートしてほしいかを的確に伝えられるよう心がけたいと思います。

講義後の学生の声

最後に、講義後に頂いた感想をいくつかご紹介します。

これからも、障がいの有無に関わらずお互いが気持ち良く過ごせるように、今回のような機会を通して障がい当事者としての体験を周囲に伝えたいと思います。
ご受講頂きました学生の皆様、誠にありがとうございました。

例えばエレベータの乗降の際、後ろから入って、前に人が立っていないことを確認しなければならないことや、角を曲がる際に突然歩行者が居た際は、目線が低いため驚いた。

ちょっとした段差でも大きな衝撃を感じたり、自販機の上部のボタンが届かなかったり、日常の様々な場面に影響があることが分かった。
バリアフリーについて、深く学ぶことができたと思う。

皆と同じように学ぶための土台作りが大切だと感じた。