【メールマガジン】Wac News Vol.10(ワクワクする社内ニュースをお届け)

皆さま、こんにちは。
皆さまに弊社の活動を知っていただき、障がいのある子ども達や大人の“働く”の現場を身近に捉えて、障がい者の“働く”にさらに関心を持ってもらい、皆さんとその環境を活性化していくために、メールマガジンを発行させていただいております。
末長く宜しくお願い致します。

−最新ニュース&お知らせ−
弊社がコンサルティングに携わらせていただいた霧島ホールディングス株式会社様が10月8日に特例子会社の認可を取得されました!
「霧島グリーンビレッジ株式会社」という名称で本社のある都城市内にて特例子会社をスタートをされています。
宮崎県内に本社を構えている企業として、初の特例子会社となります。
主に霧島グループ敷地内の環境整備や名刺作成業務を行なっております。
働きやすい環境づくりに力を入れており、午前午後にそれぞれ休憩時間を設定していたり、通院等に配慮した障がい者特別休暇を制度を設けています。
【mrt宮崎放送】
https://news.yahoo.co.jp/articles/34704704e02a439038addf72bc06563d2841df21

●放課後等デイサービス Good Jobs(グッジョブ)
本格的な冬がやってきました。コロナだけではなく、インフルエンザなど様々な感染症が流行する時期ですね。コロナ対策で身につけた手洗い、消毒、検温、マスク着用など今後も徹底していきたいと思います。

Good Jobsでは、子ども達が主体となって行事を進めるようになっています。ハロウィンではゾンビ鬼ごっこや人狼ゲーム、陣取りなどのやりたいことを子ども達同士で話し合い、ルールや内容を決めて行いました。話し合いに積極的に参加する子、指導員に自分の意見を伝える子、自分の意見を何度も伝える子など様々ですが、「その意見いいね!」「こういうのはどう?」と嬉しい声かけが聞こえてきます。クリスマスも子ども達が話し合って決めていくのでどのような内容になるかとても楽しみです。

弊社では、3ヶ月に1回就労に関する情報交流の場として、就労座談会を開催しております。
11月に開催した就労座談会では就労サポートに焦点を当ててディスカッションを行いました。就労する際にどこに相談すれば良いのか、専門学校に進学した場合はどこに頼れば良いのかなど、子どもやご家庭によって様々なニーズがあることを改めて認識しました。Good Jobs卒業生の親御さんにもご参加いただき、保護者の方との繋がりを感じる座談会となりました。また、卒業生の子は一人暮らしに向けて準備を進めていることを教えていただき、とても嬉しい気持ちになりました。

グッジョブは現在定員10名に達しておりますが、見学・体験は随時受け入れております。利用希望の場合は空きが出た際に、順次お声がけしています。

●就労移行支援事業所 Blue Ocean(ブルーオーシャン)
10月は、「防災訓練」を行いました。
今回は地震とそれに伴う津波を想定して訓練を行い、通所されている方はBlue Oceanから指定避難所まで実際に移動を行いました。
また特長的なのは、Blue Oceanでは通所訓練と併行し、在宅訓練を行なっているため、在宅での避難訓練を行いました。
各々、自宅からオンラインで訓練を繋いでおり避難場所は異なるため、一人一人の避難場所を事前確認してもらい、実行。
自宅から避難場所にたどり着くまでどの程度時間がかかるのか、何を持ち出せばいいのかなど自発的に行動する良い機会となりました。

災害はいつ、どこで発生するか分からないので、事業所にいる時だけでなく自宅にいる時のことも考えて準備しておくことが大事だと再確認を行いました。

11月にはとても嬉しいことがありました。
9月にBlue Oceanを卒業、就職した方が初任給でお菓子を差し入れてくれました。
こういった瞬間が私たちにとって1番のやりがいになるなと感じます。
これからも自分のペースでお仕事ができるよう、私たちスタッフも精一杯お手伝いさせていただきます。

●就労促進室
株式会社ボラシェア就労促進室室長の木下大輔です。
今回は弊社が11月より開設した「就労定着支援事業」についてご紹介します。

「就労定着支援事業」とは就労に伴った課題を解決し、長く働き続けられるようにサポートするサービスです。
サービス対象は、就労移行支援、就労継続支援、生活介護、自立訓練の利用を経て一般就労へ移行した障がい者で、一般就労後6ヶ月を経過した方になります。費用は当事者が負担することになります。負担額は前年度の収入によって変わります。

弊社の「就労定着支援事業」の特徴として下記のことが挙げられます。

1.在籍される企業の理念や評価を主眼に置き、サポートを行う
2.課題に対して本人が解決できる工夫を提案し、自立に向かうためのサポートを行う
3.キャリアアップやスキルアップを目的とし、会社の戦力となるためのビジネス力の定着を育む

障がい者の支援と聞くと企業様に配慮をお願いし、働きやすい環境を作ってもらうばかりだと思われるかもしれません。
しかし、弊社は障がい者が雇用先で戦力となるよう、ご自身の成長を促していく事を第一優先として支援を行います。
その中でどうしても障がいの特性で出来ないことがあれば、可能な限り、先ずは自身で企業の担当者様にお伝えしてもらうようにしています。
また、企業の担当者様が障がい者をマネジメントする上で抱える課題や悩みにもアドバイスさせて頂きます。
当社は当事者側・企業側とともに伴走していく形で就業者が戦力となる事を目標として支援を行なっていく所存です。

弊社で何かお力添えができることがありましたら、
お声掛けいただければ幸いです。

−その他−
●社員、アルバイト募集
就労100パーセントに向けて想いを共にできる方、ご紹介頂けましたら幸いです。
・ブルーオーシャン支援員(資格、経験不問、障がい者就労100%に向けて想いを共有できる方)
・障害者雇用に興味があり、営業経験のある方
・グッジョブ指導員(保育士、児童指導員、作業療法士・理学療法士、精神保健福祉士)
・送迎ドライバー(普通自動車免許をお持ちの方)

●学生インターンシップ募集
大学生、全国から募集しています。又、一芸がある高校生、事情があって中途退学をしてしまった人、障がいがあっても、どんどん高みを目指したいと思う学生も可能です。
インターンをして得られるものは、障がい者が働くことへの世界初のカリキュラムを体感、ベンチャー企業ならではのスピード感、世の中を変えてみたいという熱い気持ち、地球規模の考え等々。

●ボランティア募集
グッジョブ、ブルーオーシャンで障がいのある子どもや大人と接し、自身の知識や経験を共有してくださる方、また障がい者が働くことに何らか貢献したい方、どなたでも活動へのご協力お待ちしています!

はじめじいじの格言
(アセットを増やし、ブルーオーシャンで泳げ!)Part1
まずは豆知識から
法定雇用率(働く人に占める障がい者の割合)
2021年3月 民間企業2.3%、国・自治体2.6%、教育委員会2.5%
現在日本全体の企業達成率は48.6%
民間企業で働く障害者57万8292人 国や自治体、
教育委員会の数字を合わせても概算70万人程度と言われている。
障がい者全体が人口の1割(約1000万人)とすると7%の障がい者が
法定雇用率内で働いているという計算になる。
一方、障がい者雇用率ではドイツが5%、フランスが6%となっている
(法定雇用率のトレンドは、日本は上がる傾向。企業達成がまだ5割未満なので、入り込む余裕がある。)
この解釈の視点を変えてみてはどうか?
僕がアメリカに行った時(35年前だが)耳にやたらついた言葉がある。
asset アセット。金融用語では資産という。
What is your asset?
大学、ラグビー部に入部するとき、アルバイトの面接、友人の家族、病院、ビジネスパートナー、常に聞かれる。
どうして知らない人に、「あなたの資産は?」って聞くのか?と不思議に思ったのが始まりだ。
まだ明日食べるお金さえなかったので「Nothing」と最初答えていた。
だから最初は友人も増えなかった。
しばらくすると、クラスで教授が、生徒に同じ質問をした。
すると彼は数字、計算、数学全般、だから将来は会計士を目指すと答えた。
つまり彼のアセットは得意の事やスキルの事だったのだ。
そして見事に自分のやりたい事と職業をその延長線上に沿え、だからまさに自分はここにいてあなたの授業を受けるために座っていると答えた。
教授も彼の名前を一発で覚え、彼の成績は常に上位だったのを覚えている。
意外なところでは病院でもそうだ。
日本でも初めて病院に行くと、問診票を書くと思うが、向こうにも同じようなものがある。
日本では、体の悪いところを書く。
アメリカではアセットという欄がある。
ここでいうアセットは悪いところでなくあなたの体の強み、とても良い所を書くという意味だ。
これらを総合的に考え端的に言うと、体も仕事も生活ももちろん金融資産もアセットを増やし、その延長線上にやりたい仕事、やるべき仕事があるということだと思う。
このアセットを理解したわしはアメリカに来た甲斐があったと思った。
自分のアセットは何?そして自分のやりたい事はなんだ?
をまず人生でしっかりと考えるきっかけをもらったと。
日本では、まだ総合的(マルチ)能力を伸ばす教育があり、企業は総合的(マルチ)能力を持つ人材を求める傾向がある。
だとしたら、障がい者は得てしてマルチ能力は苦手な人が多い。
だから、健常者と同じ土俵で戦えないという昭和の構図が残ってしまう。
それを最低賃金のように、法定雇用率で縛り、国際的に日本も頑張ってまっせ!というふりをせざるを得ないという状況がずーっと続く障がい者雇用の現場。
では、逆張り、超ポジティブ思考のわしはこう考える。
マルチ能力を高めることを頑張って目指すは7%(100人の障害者の中の7人)の枠で就職活動をするのか?
それともできるだけ早い段階でアセットを積み上げ沢山のアセットを持つことにより、専門性を高め、健常者と同じ(有効求人倍率1%以上)の中で就職活動をするのか?
誰もがアセットを増やすと答えると思う。
ではアセット増やし、どうやって企業に就職するのか?
ここは健常者も障がい者も同じ壁。
鞄持ち(古い^^)インターン、バイト、業務委託、契約、正社員、役員と様々な方法からスタートし、対象は世界の企業から探すことになる。
なければ、自分で個人事業主、更に会社を作ればいいとさえわしは思う。
(実際そんな破天荒な障がい者沢山いる)
そう考えると、当事者も家族もまずは、ポジティブな心というアセットが増えたと思えるはず。
さあ、一緒にアセットの積み上げコツコツ頑張りましょう!

〜はじめじいじ〜
両親が全盲。父は音楽の教師、母は特別支援学級の講師で育つ。
21歳でアメリカで会社を3社起業。従業員規模約450人の会社を17年間経営し売却。

その後投資家として、多くの起業家を育成。東証一部上場を果たした企業や、障がい者雇用促進の会社などがある。
ボラシェアのミッションは、「障がい者が100%働ける世の中を作る」です。悪いけどこれも本気です。

−最後につぶやき編集後記−
今年も大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
振り返れば今年もコロナの影響でたくさんの我慢をした一年でした。
そんな中でも子ども達はぐんぐん心も体も成長し、将来に向けて動き出す姿を見せてくれました。

ボラシェアは、放課後等デイサービスGood Jobs、就労移行支援事業所Blue Ocean共に12月28日(火)まで開所し、新年は1月4日(火)より通常通り開始いたします。
時節柄、ご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
来年もよろしくお願い申し上げます。(メルマガ担当:大賀)

問合せは下記へ
電話:0985-89-0288
メール:support@volashare.com