知的障害・発達障害向け 業務マニュアル作り

 

ミスが多い原因はどこにある?

いつもある定型業務だけど、いつまでたってもミスが多い。

口頭で伝えているが、ミスが目立つ。

あなたの周囲にそういった方はいませんか?

知的障害や発達障害のある方は、耳から入ってくる情報よりも眼から入ってくる情報の方が理解が早い方が多くいます。

口頭で説明して、「わかりました。」とは返事はあるものの、

分かっていない様子。。

伝わらない様子。。

とお悩みの場合は、業務の手順書・マニュアル作りを手がけてみて、視覚から伝わるよう工夫をしてみてはいかがでしょうか?

 

課題分析をしてみよう!

作業の一連の工程を項目毎に分解し、対象者がわかるよう順を追って簡潔に並べることを、専門用語では「課題分析」といいます。

 

課題分析の定義

・複雑な行動や幾つもの行動が繋がって一連の行動になっているものを個々の構成要素に分けること

 

例えば身近なところでいうと、即席麺の商品に書かれている「作り方」なども課題分析の一種といえます。

 

カップ焼きそばの作り方

①蓋を開け、湯きり口のツメ両側6箇所を持ち上げる

②かやく、ふりかけ(あとのせかやく)、粉末スープ、旨味オイルを取り出す

③かやくを麺の上にあけ、熱湯を内側の線まで注ぎ、蓋をする

④3分後、湯切り口よりお湯を捨て、粉末スープ、旨味オイルをかけてよく混ぜ、ふりかけをかけて出来上がり、

※お湯を捨てる際は、火傷にご注意ください。

 

このような説明文は誰が読んでもわかりやすいですよね?

順を追って、簡潔に、誰もが分かるように文章化する。

一連の業務を一つ一つ工程毎に分解して、平易な文章で説明していくと、障害当事者へ伝わりやすい業務マニュアルが完成します。

 

作成するメリットとしては、

①何より当事者の理解の助けになる

②何度も質問を受けなくても、マニュアルを確認して振り返ってもらうことができる

③新たに就業するメンバーにも利用できるため、説明に使う時間が短縮できる

 

デメリットとしては、

①作成に時間を割く必要がある

②変化の多い業務だと、マニュアルを何度も改変する必要がある

 

等が挙げられます。

業務の全てにマニュアルを作成するとなると業務量が膨大になってしまうため、主要な業務について先ずは作成してみて、マニュアルがある時とない時の理解力の差を確認するのがいいでしょう。

 

 

オリジナルのマニュアルに仕上げていこう!

課題分析ができれば、あとは対象の方の能力に合わせて、漢字を平仮名にしたり、手順に合った写真を組み込んだり、飲み込みが特に悪い部分についてより細かく課題分析していったりと、その方オリジナルのマニュアルを作っていきます。

とはいえ、そこまで作る時間がないという場合もありますね。

その場合には、ご本人にマニュアルを作成してもらうというのも一つだと思います。

就労の現場では、覚えきれない業務の内容を自分なりに綺麗にまとめている方もいらっしゃいます。

自身で作成することで、より理解を深められるといった利点もあります。

 

 

マニュアル作り、ぜひ社内でトライしてみてはいかがでしょうか?